営業実践方法

営業の話し方 3つのクセを減らせばキレイなトークに!例文付き

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営業であれば、上手でキレイな話し方を身につけたいものです。営業の話し方のコツのようなものは、何かないのでしょうか? ゆっくり話し、明るく笑顔で結論から始まる話し方をご紹介します。そして、現代のビジネスの話し方には3つのクセがあると感じています。そこで、言葉の使い方をご説明しながら、営業トークの例文を交え改善点ポイントを解説していきます。 

営業の話し方・スクリプトのヒントは「というところの」「という形(かたち)の」「ということの」「えーと」の削減と、営業トークのあいづちにありました。

営業の話し方のコツ ゆっくり話す・明るく笑顔で・結論から始めよう

営業であれば上手にキレイな話し方をしたいものです。なぜなら、顧客に好印象を与え、信頼され、売れる営業につながっていく確率が高まるからです。上手にキレイな話し方をする営業の製品・サービスの説明は聞きやすく、アタマの中に入ってきやすいので、課題解決のイメージができます。

このような上手にキレイな説明ができる営業になるために、話し方のコツをご紹介していきます。私から、基本的な3つの営業の話し方のコツをご紹介いたします。

ゆっくり話す

約束の時間内に収めようと早口で話す営業がいますが、早口で話すと顧客に伝わりづらくなります。ゆっくりと話すスタイルを心がけましょう。早口で時間を減らすのではなく、言葉や文章を減らしシンプルに説明した方が時間短縮につながります。

明るく笑顔で

暗く、怒った顔をした営業の話は長く聞きたくないものです。明るく元気なムードで話すと良い印象を顧客に与えます。平時よりも2倍、笑っている意識を持つことが、商談中はちょうどよいです。

結論から始める

隅から隅まで細かく正確な説明をする営業がいます。「で、結局何が言いたいの?」と顧客が感じるケースがあります。まずは結論から話し、その後、詳細説明をする話し方を心がけましょう。報告も結論から話した方が報連相は上手くなります。詳しい内容は下記記事をご覧ください。

報連相ができない人と上手い人の違い 営業提案力と比例する

一般的な記事に数多く営業の話し方のコツが記載されているので、参考にしてみてください。本記事で私が一番お伝えしたいのは、現代のクセとも言える、ビジネストークで耳につく話し方を修正することです。まず、ビジネスの話し方の3大クセに気づき、一緒に直していきましょう。

ビジネスの話し方 3つのクセを直そう

ビジネスの話し方で、私が耳ついて気になって仕方がないクセが3つあります。使ってはいけないわけではないのですが連発したり、数多く使ったりする営業が非常に多いのです。従って、説明がアタマの中に入ってきません。

ビジネスの話し方で3つクセと私が呼んでいるものは、「■■という・・・」と話した後に登場する、「・・・」の言葉になります。次の3つが代表格です。

  • ところの 
  • 形(かたち)の 
  • ことの  

「というところの」「という形(かたち)の」「ということの」の3つが、ビジネスの話し方の現代のクセと言えます。「■■という・・・」と話すと出てしまう言葉で、連発・連投する営業が多いので、説明を聞いていても気になります。

何度も言いますが使って悪いわけではありませんし、気にならない人もいると思います。しかし、メールや報告書を書く時の文章にもこのクセは出やすくなり、読んでいるとさすがに気になります。キレイな文章には思えませんし、顧客や上司にも伝わりません。なぜ、「■■という・・・3つのクセ」が増えているのでしょう?

言葉の使い方を理解すれば、話し方は改善しやすくなる

「■■という・・・3つのクセ」が増えている理由を整理するために、一部ですが言葉の使い方を理解してみましょう。

指示語(しじご 又は さしずご)

指示語とは、文章において‘ある一定の部分’の言葉を繰り返すのを避け、効率的に話すために使われる言葉です。

例 「これらは」「それぞれの」「これにより」

指示語は効率よく話せる言葉なので、プレゼン時や資料で「これらは」を明確に指せる場合は使っていい言葉です。ただし、説明資料の前のページに対して「これらは」という指示語を使うのではNGです。なぜなら、聞き手が「どれ?どこの?」と疑問になり、その部分の思考に戻ろうとするからです。メールや報告書の文章も、できる限り指示語は使わない方が読みやすいと言われています。

「というところの」「という形(かたち)の」「ということの」は指示語ではない。では何語?

本記事は国語の授業ではないのですが、私も調べるうちに何語なのか?どのような思いで使われているのか?気になり、整理してみました。

「というところの」

連体修飾語になるようです。★営業が強調したいポイント(名詞)を詳しく指して、説明していると思われます。しかし、何か抽象的で「どこなの?」と顧客に思われているかもしれません。

「という形(かたち)の」

間違った敬語として使っている人もいますが、何語でもなく、営業が「カタチ」でまとめようとしているようです。形(かたち)のないものに形と言っているケースが多いと感じています。

「ということの」

本来は連語になるようです。「つまりは」「結局は」という意味で、「こと」で締めくくるのが本来の使い方です。しかし、昨今では副詞的な用法で、目的、理由、結果の意味の「こと」で終わらせているケースが多いのでしょう。もっと「こと」を言い換られる言葉があります。シンプルに直接的な言葉で言えば、「こと」を減らせます。

では、上手くてキレイな営業の話し方ができるように、営業トークを例文にして改善ポイントをご紹介していきます。例文を参考に、「というところの」「という形(かたち)の」「ということの」の3つのクセを減らしていきましょう。悪い例文は私が想像したものではなく、実際に私が営業現場で耳にした例文です。

営業トーク例文1 改善ポイント 「というところの」

悪い例文
営業 「そういうところもありますよね。しかし、今の●●業務を改善するというところでは、どういうところがポイントになるのでしょう?」 ※「ところ」が3つも登場

良い例文
営業 「そういうところもありますよね。しかし、今の●●業務を改善するためには、具体的な業務対象と非効率なポイントはどこなのですか?」 ※「ところ」は1つに削減できる

営業トーク例文2 改善ポイント 「という形(かたち)の」

悪い例文
営業 「統合型という形がコンセプトのツールでして、クラウド型でご提供している形です」 ※「形」が2つも登場、型も入れると5つもあり、何のカタチなのか?もはやわからない・・

良い例文
営業 「統合型がコンセプトのツールでして、クラウドサービスでご提供しています」
※「形」はゼロに削減できる

営業トーク例文3 改善ポイント 「ということの」

悪い例文
営業 「複数の処理を同時に実行させることで、デスクトップ型よりもクラウドサービスは高速に処理を行うことが可能です。」 ※「こと」が2つも登場

良い例文
営業 「複数の処理を同時に実行すれば、デスクトップ型よりもクラウドサービスは高速処理ができます。」※「こと」はゼロに削減できる

言葉をシンプルにする、別の言葉、違う言い方に変える

「という」で始まると出てしまうクセなので、「という」を違う表現にしてみる
 → 例:「といえば」 「というような」

しかし、実際に「というところの」「という形(かたち)の」「ということの」を使うべきシーンがあります。連発・連投すると言葉の重みが薄まりますので、大事な場面までこの3つの言葉は取っておきましょう。営業の話し方の大切なポイントですね。

営業トークスクリプト例 改善ポイント 「えーと」

「えーと」を連発・連投する営業もいます。「えーと」の数が増えれば増えるほど、顧客は幼稚で頼りない営業に見えてきます。もしも自分が最初の1分間で「えーと」が5回続いたら、説明に対する信頼は著しく低下すると思っておきましょう。

「えーと」という言葉が出る理由は、次に話す内容を考えているからです。誰でも常に流れるように言葉が出るわけではなく、誰でも数秒は次の内容を考えます。考える数秒間に使う言葉に、「直前まで話していた文末の語尾の母音」を使えば、上手な話し方に聞こえます。

つまり、流れるように母音で考える時間を稼ぐのです。直前まで話していた文末の語尾の母音は「あいうえお」の5種類になります。

  • 良い営業スクリプト1 「最も効果を上げた事例に関してましては(あ)、★あー・・、〇〇です」
  • 良い営業スクリプト2 「本提案のポイントをまとめますと(お)、★おー・・、〇〇です」

「流れるように、母音で考える時間を稼ぐ」手法は、安倍元首相など演説の上手な政治家がよく使っている手法です。幼稚な営業に見える「えーと」を削減し、「母音で考える」営業トークや営業スクリプトを身につけましょう。

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営業トーク「さしすせそ」 相槌のバリエーションを増やそう

人は共感してくれている人に話したくなります。共感している行為を示し、顧客との共感を繰り返せば、顧客は気持ちよく話してくれます。共感している営業を示すためには相槌が大切です。

しかし、相槌が「はい」ばかりだと、顧客は話しづらくなります。「はい」「はい「はい」だけの相槌を打っている営業がいます。顧客はリズムが掴めず、「はい」が気になり、ちゃんと聞いてくれているのかな?と感じるかもしれません。

そこで、聴ける営業なるためのトークとして、うなずく言葉のバリエーションを増やしましょう。「はい」は少な目にして、「うーん」「えーえー」「なるほど」「そうなんですね」と使い分ければいいのです。リモート商談が増えてきた今こそ、相槌の種類を増やすことはとても大切です。

そして、営業トークの「さしすせそ」というテクニックがあります。相槌のバリエーションを「さしすせそ」の5種類に体系化したら、覚えやすくなります。

営業トークの「さしすせそ」

  • :さすがです →承認欲求が最も満たせる相槌
  • :実力ですね、知らなかったです →成功者と友人になれる相槌
  • :すごいですね →自己重要感を満たす相槌
  • :絶対 →是認欲求を満たす相槌
  • :そうですね →人間関係の基盤をつくる相槌

女性向けには水商売の「さしすせそ」というトークもあります。女性営業も使っていい相槌だと思いますので、柔軟に取り入れてみてください。

水商売の「さしすせそ」

  • :さすがですね
  • :知らなかったです
  • :素敵ですね
  • :センスいいですね
  • :そうなんですか

まとめ

「営業の話し方 3つのクセを減らせばキレイなります 例文付き」と題して、ご紹介してまいりました。営業の話し方のコツは、ゆっくり話し、明るく笑顔で、結論から始めるようにしましょう。そして、「えーと」を減らし、相槌のバリエーションも増やしましょう。

ビジネスの話し方の3つのクセは「ところの」「形(かたち)の」「ことの」 でした。言葉の使い方を理解すれば、話し方は改善しやすくなります。上手くキレイな営業の話し方ができるように改善していきましょう。さいごに総括します。

営業の話し方 総括

「というところの」
強調したいポイントなので、別の言葉で詳しく指す方がわかりやすくなります。「ところの」を連発しているのはビジネスシーンだけでなく、テレビのアナウンサーにも多く、現代の下手な話し方の典型だと思います。

「という形(かたち)の」
本当に「カタチ」の時だけに使いましょう。

「ということの」
本来の意味「つまりは」「結局は」で締めくくる時に使いましょう。目的、理由、結果等の意味の「こと」で終わらせているケースが多いので、「こと」を違う言葉に言い換えると良いです。

幼稚な営業に見える「えーと」を削減し、「母音で考える」営業トークや営業スクリプトを身につけましょう。リモート時代には、相槌のバリエーションも増やしましょう。大事な場面で、真の「というところの」「という形(かたち)の」「ということの」を使える営業になりたいものですね。

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