インバウンドマーケティング

ブログを企業の人材育成へ使う方法 営業・マーケだけじゃない!

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ブログは新規リードを獲得するための営業・マーケの方法です。技術や開発部門、管理部門メンバーも加わり、社員全員で書くケースも増えています。しかし、見込み顧客を獲得するためのブログの書き方研修に人事部門の方が、最近よく参加されます。その背景には企業の人材育成と教育のためにブログを使いたいという想いがあったのです。ブログの人材育成への使い方について解説いたします。

ブログは営業・マーケの新規リード獲得だけのためじゃない!

ブログは新規活動のエンジンとして、営業・マーケチームが中心に書いている企業が増えています。自社の製品・サービスに関する業種や業務の経験やノウハウを社員で書いて、見込み顧客に読んでもらうのです。見込み顧客が検索したら上位表示させるためのコンテンツ(記事)を作成します。見込み顧客の問題を解決できる記事あり、見込み顧客が検索するキーワードが設計されています。見込み顧客に最後まで読んでもらって、もう少し詳しい内容を知りたい人のためにダウンロード資料を用意します。資料をダウンロードすれば、新規リードが獲得となります。

ここまでがブログの役割であり、このマーケティング手法をインバウンドマーケティングと呼びます。インバウンドマーケティングの詳しい構築方法は本記事の一番下に関連記事がありますのでご覧ください。このような背景から営業・マーケチームが中心になり、、ブログを書き始める企業が増えているのです。

自社の製品・サービスに日々携わる社員は営業・マーケメンバーだけではありません。自社製品の技術者や開発メンバー、管理部門のメンバーも経験とノウハウを持っています。つまり営業・マーケメンバーだけでなく、技術・開発部門や管理部門全体でブログに取り組んでもらっています。ウェブライティングやSEOライティング手法を弊社がレクチャーしますので、「社員で書くブログ」を実践できます。アウトソーシングする協力会社のライターよりも、社員が書くブログは内容が濃いため面白い記事になります。よって見込み顧客に読んでもらいやすいのです。

このように社員で書くブログは営業・マーケの新規活動のためになり、新規リード獲得に貢献します。まさに社員全員が内製で新規活動を行えるので、たくさんのみなさんに参加いただいています。ところがブログ作成の取組みは営業・マーケの活動なのに、最近、人事部門の方の参加が増えています。それはなぜでしょうか?

人事部が期待する人材育成の方法 ブログの使い方とは?

インバウンドマーケティングを構築し、投入していくブログ作成はまさに営業・マーケの取組みであり、新規活動のひとつです。営業・マーケメンバーだけでなく技術や開発メンバー、管理部門メンバーなど社員が一丸となって新規活動を応援してくれます。企業によってはブログのアワードを決めて賞金を出してくれるところもあります。経営者がブログの重要性に気づき、インセンティブ評価制度を導入してくれるのです。ここまではよくある話なのですが、最近では人事部門の責任者や担当者が、弊社のブログの書き方研修に参加されます。なぜ??と私も感じていました。

人事部門の方は企業の人材育成のための教育プランを計画します。経営者は事業成⻑へつながる⼈材育成を人事部門に求めます。事業部門長やマネージャーは事業部門目標達成に貢献する社員育成を要求してきます。社員は自身の成長と組織への貢献により、⾃⼰評価を⾼めて、結果として任せてもらえる仕事の範囲が広がることを求めています。つまり社員はポストや給与がアップできる教育に期待しているのです。まさに現在の企業は経営者から社員に至るまで、人材育成に対する期待が大きいのです。

このような背景から人事部門は人材育成に⼒を⼊れ、事業の成⻑へつながり、組織が求める⼈材をたくさん排出したいのです。人材育成の方法については様々なパターンがあります。OJT(On the Job Trainingの略)は先輩後輩や上司部下を通して、実際の業務で行われる育成方法です。Off-JT(Off the Job Trainingの略)で、業務の延長性ではなく、研修等で行われる育成方法です。自己啓発(SDと呼びます。Self Developmentの略)は、自分で勉強し学ぶ方法です。

人事部門の責任者や担当者が、弊社のブログの書き方研修に参加する理由は、Off-JTのひとつとしてブログの書き方研修をやりたいという要望が多いからなのです。 新卒研修や新人のフォローアップ研修ではなく、中堅以上の社員がブログを通じて文章を書くことで、自身のスキルを整理させたい狙いがあります。

ある程度、経験を積んできた中堅社員は営業力や技術力などのスキルが備わってきています。しかしそのスキルは自身の経験であって、体系化されているものではありません。自身が獲得したスキルを文章に整理することで、自分の中で体系化できる‘気づき’を人事部は狙っているのです。まさに中堅社員以上の人材育成の成長を求めた、ブログの使い方と言えるでしょう。

企業の人材育成へのブログ効果

では実際にブログを書いてみると人材育成につながるのでしょうか?実際に弊社のブログの書き方研修にも入社2年から3年以上の中堅社員が「私もブログを書いてみたいです」と参加してきます。理由を聞いてみるとわかりやすいです。先輩社員達が「検索したらオレのブログ順位が、2位まで上がってきた」と楽しそうだから・・、と言うのです。自分の書いたブログも検索されたらどうなるのか試してみたいのでしょう。

今の若手社員は‘教育’に飢えています。自分の評価にも敏感です。「ブログを書くことを自分の目標管理に入れたい」というのです。新規リード獲得のために貢献できる活動をして、組織に評価をして欲しいのです。自然な想いですよね。

そして一番求めている想いは、自分の書いた文章が世の中からどのように評価されるのか知りたいと言います。SEOライティングからオーガニック検索で上位にいくための設計や構築は必要ですので、弊社から支援いたします。ブログの書き方研修でウェブライティングもレクチャーします。しかし見込み顧客にブログを読んでもらえるポイントは、ブログそのものの内容次第です。自分のスキルを整理して、体系化された文章にできれば、読み手のためになるコンテンツにできるのです。

弊社のブログの書き方研修は一貫しています。「ブログを書くために必要なことは、みなさんの‘体験’です」と伝えています。「体験があればブログは書ける」という方針で書いてもらっているのですが、まさにこの通りの成果になっています。多くの経験を持っているベテラン社員が面白いブログを書けるとは限りません。逆に自分が持っているスキルをしっかり整理できて、わかりやすく体系化できた若手社員の方が、良いブログを書くケースも少なくありません。そして「2本目の次のブログも書きます!」と言ってくれると非常に嬉しく感じます。このように社員で書くブログの効果は、営業・マーケの新規活動だけでなく、企業の人材育成につながる効果もあるのです。

まとめ

以前、IT業界でクラウドサービスを提供している企業の事務担当の女性がブログの書き方に参加してくれました。その方はクラウドサービスの経験やスキルはどちらかというと乏しい社員でした。しかし「事務処理をしている目線でクラウドサービスを、初心者にわかりやすく書きます」と言ってくれて、ブログの書き方研修に参加してくれました。出来上がったブログを読んで、初心者が読んでもわかりやすい文章に整理されていて、とても良い記事になっていました。

そして「クラウドサービス 初心者」と検索すると、堂々の1位になりました。今でも1位をキープしており、新規リード獲得に貢献しています。中小企業でクラウドサービスがよくわからない情報システム担当者が読んでくれて、受注につながっているのです。その事務員の方は、今ではブログのエースであり、ブログ以外の仕事でも成長できているそうです。

本記事で説明してきたブログとは「社内イメントが楽しかった」「社内スポーツサークルで汗を流した」「呑み会をした」などの新卒採用向けの若手ブログではありません。このようなブログは人事部が担当するケースが多いと思いますので、よく間違えられます。

インバウンドマーケティングで求められるブログはみなさんの会社の製品・サービスに関するノウハウを文章という‘カタチ’にします。そのノウハウをブログにして世の中に出すことは企業の人材育成にも貢献できるのです。 営業・マーケ分野の弊社研修に、お門違いな人事部門の方が最近よく参加され理由には、このような背景があったのでした。

「自分のスキルを一度、文章にしてみる」 
とても良い方法ですし、素晴らしい取組みだと思います。ぜひ一度、経験してみてください。

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