ブログを始める企業が増えています。なぜブログが効果的だと言われているのでしょう?ブログには営業・マーケティングの新規活動へ密接に関わる意味があったのです。企業のブログの始め方やブログ運営について解説いたします。これからブログを始めようとしている企業には必見です!
企業がブログを始める意味とは?
「ブログがいいらしい」と言っている企業が増えています。「なにかわからないけど、ブログっていいんでしょ」と言う人もいますが、このような人はもう少し勉強しましょう。おおむねの人は「顧客のお役立ちになる記事を書きたい!ブログを始めたい!」と考えているようです。企業は自社の製品・サービスに関係する業種や業務に関する経験やノウハウを持っています。そのノウハウをブログにしてウェブサイトに公開し、見込み顧客に読んでもらえれば、自社の製品・サービスの見込みユーザーにアピールできるのでは?と思っているようです。このような企業の考え方は、半分だけ当たっていますが、残りの半分は意味が違います。
どんなに素晴らしい経験やノウハウを書いているブログでも、見込みユーザーに読んでもらえなければ意味がありません。読んでもらうためにはウェブサイトに掲載したブログを、見込みユーザーが検索したら上位表示にする必要があります。そしてブログの内容は見込みユーザーが問題として抱えていることを解決できる内容であり、見込みユーザーが検索する可能性の高いキーワードが設計されていなければなりません。ウェブライティングだけでなく、SEOライティングを理解してブログを書いていくのです。
見込みユーザーに最後まで読んでもらって、もう少し詳しい内容を知りたい人にはダウンロード資料を用意します。資料をダウンロードすれば、新規リードが獲得でき、その後は様々な手法(メール配信、ウェビナー集客、インサイドセールス)で見込みユーザーにアプローチができます。ここまでのウェブマーケティング手法をインバウンドマーケティングと言います。
このようなインバウンドマーケティングの手法として、ブログを始めたい企業が増えているのです。企業のブログの始め方は、まずはインバウンドマーケティングの意味を理解してから、構築をしていきましょう。 詳しい方法は本記事の一番下、関連記事をご覧ください。
このような背景から、ブログを始める企業が増えているのです。
営業のブログが新規活動の‘当たり前’になる時代へ
ではブログは誰が書くのでしょうか?アウトソーシングし、協力会社やリモートライターにブログを書いてもらう方法があります。ウェブライティングやSEOライティングを理解しているアウトソーシングのライターは頼りになります。しかし、製品・サービスの特徴や機能、業種や業務の詳しい説明を、ライターに行う必要があります。よって一般的な普通のブログになりがちで、見込みユーザーが求める課題解決の深さにつながらないブログになってしまうのです。
やはり、見込みユーザーの期待に応えるブログにできるのは、製品・サービスに日々携わる企業の社員です。営業・マーケティングメンバーだけでなく、技術や開発メンバー、管理部門のメンバーが経験とノウハウの詰まった面白い記事を書けるのです。
ウェブライティングやSEOライティング手法、インバウンドマーケティング全般の構築は弊社が担当しレクチャーします。よって弊社では「社員で書くブログ」を推奨し、日々支援しています。実際に書いてみるとアウトソーシングライターよりも、社員が書くブログの方が検索上位にいきやすく、見込みユーザーのお役に立てるのです。本当なのです!社員が書くブログは臨場感があるからかもしれませんね。
「社員で書くブログ」の狙いは新規の営業・マーケティング活動のためです。技術や開発メンバー、管理部門のメンバーにも協力してもらいますが、書き手の主力は新規活動を行う営業になります。しかし営業はこれまで新規活動に「ブログ」という手法が入ってきたことはありませんでした。新規活動のための電話やメール、訪問活動は身体に染みついていますが、「なんで新規活動のために、ブログを書かなきゃいけないの?」と感じます。当然の感覚であり、ブログを新規活動として理解できないのは、私もよくわかります。
ですが、これから時代はブログを書くのが当たり前の新規活動になってくると、弊社は考えています。顧客の会えない時代が数年続きました。今後はバーチャルからリアルの新規活動も増えてくるでしょう。
しかしバーチャルでもリアルでも、見込みユーザーの多くがウェブ検索で問題の解決方法や、課題解決できる製品・サービスを探しているのです。インターネットを中心に顧客が主体となり、ウェブ検索をして、情報収集をします。その時に、見込みユーザーにまずアプローチできる方法は電話やメール、訪問ではありません。ブログです。ブログに書いたお役立ちになる内容が、見込みユーザーに対する新規活動になるのです。
つまり営業が100人いても、その月に誰もブログを書いていなければ、ウェブ検索での新規活動は0件/月です。しかし、営業が10人の企業でも、その月に営業が1人1本のブログを書いていれば、ウェブ検索での新規活動は10件/月なのです。インバウンドマーケティングが構築されていれば、ブログが投入されており、ブログが新規活動をしてくれます。
あとはマーケティングチームが新規リードを獲得し、メール配信、ウェビナー集客、インサイドセールスで新規アポイントまで自動化してくれます。その後、営業はいつも通りの初回訪問や提案をすればいいのです。
これからの時代の新規営業活動として、私は「営業がブログを書くこと」が当たり前になってくると思います。今後、必然の新規活動と言ってもいいくらいです。営業数にもよりますが、ブログを書く本数は「2ケ月に1本」でOKです。この記事のように3,000文字弱、WORDで3枚程度を書くだけです。最初は4時間ぐらいかかりますが、慣れれば3時間程度で書けます。、3時間の新規営業活動で、毎月何百人や何千人にも新規アプローチできるのです。
メールや電話ではここまでの新規活動はできません。営業にとって、ブログの執筆は今後、当たり前の新規活動になるのです。そして経験とノウハウを持っている営業ブログが、見込みユーザーの期待する内容として読んでもらえるのです。営業の書くブログが私は一番、面白く、見込みユーザーの心に届くと信じています。
マーケティングチームがブログ運営を牽引する
営業だけでなく、マーケティングチームのメンバーもブログを書きましょう。製品・サービスの経験やノウハウは営業には劣るにしても、市場調査結果や競合比較記事のブログはマーケティングメンバーの方が得意だと思います。「マーケティングチームはウェブサイトの運営とウェブナーや展示会などのプロモーションが担当」という概念は捨てて、マーケティングメンバーもブログを書いてみましょう。自分の持っている経験を文章にしてみるとマーケッターとしてもビジネスマンとしても成長できるはずです。
その上で、マーケティングチームはブログ運営をサポートしましょう。営業や社員が書いてくれたブログをウェブサイトに掲載するだけでなく、設計されたキーワード表の管理や、社員のブログローテーションの計画を支援します。ブログの記事内容にそったダウンロード資料のオファーやCTA(コール・トゥ・アクション)の設計、CTAバナーデザインを行います。MA(マーケティング・オートメーション)の運用も担当しますから、適切なナーチャリングメールやインサイドセールスとの連携が重要になります。
ブログは営業チームが中心になり社員全員で書くのが理想です。ブログ運営はマーケティングチームが牽引し、計画的に効果のあるブログを投入し、見込みユーザーへの新規活動を実践しましょう。そうすることでマーケティングチームの責任範囲である「新規リード獲得」につながるはずです。
まとめ
このように企業でのブログの始め方を説明してまいりました。ブログを始める企業が増えているのは、インバウンドマーケティングを構築し、ウェブサイトから情報取集をする見込みユーザーに対し、「お役に立つ情報提供」をブログで行うためだったのです。これからの営業・マーケティング新規活動の常識になってくるでしょう。
そしてブログ作成は社員全員で実践することをおすすめします。その理由はアウトソーシングするよりも、製品・サービス分野に関する経験とノウハウを持っている社員で書いた方が、面白いからです。面白い記事は見込みユーザーにさいごまで読んでもらいやすく、何よりも顧客のためになります。
そしてブログ執筆と運営の中心になるのは営業です。営業はこれからの時代、新規活動としてブログを書くことが当たり前になります。その効果は営業のみなさんが一件一件を訪問するよりもはるかにスケールできる量と質があることを理解してほしいです。
1本のブログは、何ケ月も何年も、多くの見込みユーザーや顧客に読まれます。営業側の言葉で表現すれば、「新規活動をブログが勝手にやってくれる」のです。ぜひ、新規リード獲得を増やすために、インバウンドマーケティング構築とブログを社員で書き始めることを話し合ってみてください。これからの営業・マーケティング新規活動のカタチなのです。
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