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関西弁 東京の人が使いたくなるビジネス例文を一覧で紹介

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Kansai-dialect

関西弁はどちらかというと、東京の人に嫌われています。しかし、東京人でも好んで使っているシーンがあったり、全国区のCMに関西弁が使われていたりします。その理由は、なぜなのでしょうか?そこで、関西弁の種類を整理ながら、関西弁が東京で嫌われる理由をご紹介いたします。そして、関西人(大阪在中)として東京に15年暮らす私が、関東の人・東京の人に使いたい!と思ってもらえる関西弁のビジネス例文を一覧で解説いたします。「東京で好かれる関西弁」を身につけましょう!

関西弁の種類 例文も紹介

東京の人から言わせると「関西弁って、ひとつではないの?」と思うでしょうが、関西弁には種類があります。地域によって様々な関西弁があるのですが、私がよく耳にする関西弁は4種類です。

4つの関西弁一覧 特徴・例文・意味

京都弁  

京都府と滋賀県も一部含まれる

  • 特徴 「●●してはる(敬語)」
  • 例文 「よー勉強してはるわ」
  • 意味 「よく勉強していらっしゃいますね」

神戸弁  

兵庫県全般

  • 特徴 「●●とぉー?(質問形)」
  • 例文 「知っとぉー?」
  • 意味 「知ってる?」

泉州弁 

堺や岸和田等の大阪府南部

  • 特徴 「●●に、おんのけ?(質問形)」
  • 例文 「今、◆◆店におんのけ?」
  • 意味 「今、◆◆店にいるの?」

大阪弁

  • 特徴 「ほんま、あかん、おおきに」 等の一般的な関西弁のイメージ
  • 例文 「ほんまにあかんの?」
  • 意味 「本当にダメなの?」

このように関西弁にいくつか種類があるのです。河内弁や摂津弁など、まだまだ数多くの種類がありますが、本記事では大阪弁を関西弁と定義して進めていきたいと思います。なぜなら、東京の人が感じる関西弁とは、大阪弁が一番ノーマルと言えるからです。関西以外の人は、関西弁の種類にはあまり興味がないでしょうし、一般的な関西弁のイメージで解説していきます。

関西弁がCMに多い理由とは

日本の標準語は関東弁や東京弁です。関西弁はローカルな言葉、方言とも言えますが、関西弁はCM(コマーシャル)によく使われているイメージがあります。関西弁がCMに多い理由とは、なぜなのでしょう?

まず、関西弁はオチがある感じでノリがいいと言えます。つまり、面白いイメージが関西弁にあるためCMによく使われています。また、前述した例文のように「とぉー!」「け!」「や!」のように語尾にインパクトがあるので、人間の脳に訴えかける音になるとも言われています。

関東弁や東京弁が方言ではないとすると、関西弁は全国1位の記憶に残りやすい方言と言われています。関西弁をCMに使う理由には、このような言葉のチカラがあったのですね。 

関西弁が東京で嫌われる理由 

面白くオチがある感じでノリがいい関西弁ですが、全国のすべての地域で好かれているわけではありません。むしろ、関西弁は東京では嫌われていると私は感じています。CMにワンフェーズ、印象に残る可愛らしい関西弁は好かれるかもしれません。ただし、ビジネスで使用する関西弁は多用しすぎると嫌われます。

もちろん、関東弁や東京弁が標準語であるため、関西弁が目立って嫌われる要素はあります。しかし、博多弁や名古屋弁、田舎訛りのすべての方言が嫌われているわけではありません。なぜか関西弁だけが、東京のビジネスシーンでは嫌われるのです。その理由はなぜなのでしょう?

  • 言葉がきつく聞こえるから
  • 下品でズケズケと言うから
  • 馴れ馴れしいから

15年間、東京でビジネスをしている中で、関西弁が東京で嫌われる理由を私はこのような理由だと感じています。私が「東京ではこの関西弁はあまり使わない方がいいよ」と教えてもらった、嫌われる関西弁を例文でご紹介します。

なんぼ 

例文 「その服、なんぼしたん? どこでこうたん?」
意味 「その服はいくらして、どこで買ったの?」

まけて

例文 ※見積を提出した後に「で、どんだけまけてくれるんや?」
意味 ※この金額が提示額なのに「この見積から、どれぐらい値引きしてくれるの?」

たしかに、きつく聞こえ、下品でズケズケ言っており、馴れ馴れしい感じがあります・・。
本来の関西弁の狙いは「なんぼ」は「良い情報を共有してほしい。お互いシェアしよう」という意味です。「まけて」は、「少しでも安く購入したいので交渉しようよ」という想いなのです。

ビジネスを成功させるためには「テリトリーに従う・ルールを守る」という鉄則があります。関東や東京でビジネスをするのであれば、関東弁や東京弁の言葉のルールやマナーを守ると、」うまくいく可能性が高まります。「長いものに巻かれる」わけではないですが、「郷に従え」ということですね。

では、関西弁を東京では使わなければいいわけです。東京では東京弁を使うのがマナーということです。しかし、関西弁はCMで使われるようなメリットも数多くあります。「面白くする、記憶に残る」という想いで、東京の人があえて関西弁を使っているケースも見ます。

そこで、東京の人が使ってよい人気の関西弁をご紹介します。ビジネスシーンで、東京の人が使いたくなる関西弁とも言えます。例文と一覧で解説していきますので、ぜひビジネスで使ってみてください。

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東京で好かれる関西弁一覧 ビジネスシーンの例文をご紹介

弊社はマーケティング支援をビジネスとしています。マーケティング手法に「支持の高いゾーンにリーチできるものを選ぶ」とうことは基本のキです。関西弁も良い部分を採用し、悪いところは取り除く手法は適用できると思います。

東京の人がビジネスシーンでよく使っている関西弁には「なんでやねん」「ほんまかいな」をよく耳にします。「面白くしたい」という想いは伝わってきます。ただし、「面白いとは言えない」というタイミングで使用することもあるので、東京で好かれる関西弁とは言えないと私は思います。

東京で好かれる関西弁のポイントは次の3つです。

  • 最後のオチに使う関西弁
  • 絶妙な間がある関西弁
  • ビジネスの良い記憶に残る関西弁

この3つのポイントが東京に人に好かれる関西弁のポイントだと感じます。ではビジネスシーンの定義と関西弁の例文を一覧でご紹介していきます。本記事を読んでいる東京の人で、関西弁を使いたい思ってる人がいるならば、Aさんがあなたです。

Aさんは上司でも部下でも同僚でも誰でもOKです。では、東京で好かれる関西弁をご説明します。

私やな

ビジネスシーン プロジェクトが忙しい中、誰かがやらなければならないタスクがあるが、会議中に決まらないケース

例文
会議のメンバー  ※忙しくて誰もやりたくないため無言が続き「このタスク、誰がやりますか?」
Aさん 「・・・私やな」(女性版) or 「・・・オレやな」(男性版)

狙い 「誰もやらないし、私がやるよ」と自弱的かつ、メンバーを救済するために使う。場も明るくなり、Aさんは頼もしく見える

しゃーないな

ビジネスシーン 営業が大クレームを起こしてしまった。顧客は怒っていて、営業は責任を感じて反省している。上司に怒られるかもしれず、顧客に迷惑もかけていて、へこんでいる状態。

例文
部下  「クレームの報告は以上になります。申し訳ありませんでした・・・(反省)」
上司Aさん 「しゃーないな! オレも明日、一緒に誤りにいくから前向きに解決していこう」

狙い 部下は十分に反省しているので「仕方がないな」と和らげる感じで使用すると、明るい雰囲気になる

知らんけど

ビジネスシーン 後輩から先輩に前向きな明るい相談をしている時に、先輩が最後に放つ言葉によい

例文
後輩   「最近、仕事は絶好調なのですが、ゴルフの調子が悪いんです・・。どうすれば、うまくなりますね?」
先輩Aさん 「やっぱり、まずYouTubeのこの動画を見ることだな。それから、部屋で素振りを毎日して、週末は必ず練習に行くことかな。知らんけど」

狙い 後輩の相談に真摯に乗りながらも、あくまで私的な意見・アドバイスなので、責任回避とオチとして使う。「知らないなら言わないで欲しい」という笑いにつながる

「知らんけど」 はスッカリ全国区の関西弁になり人気ですので、このような使い方が基本になります。後輩から先輩へ「知らんけど」と言うのも、笑いが優先されて、失礼ではないと思います。

「私やな」は名乗り出る時、「しゃーないな」はミスを許す時に使う関西弁として、東京の人は使いやすいと思います。この3つの東京で好かれる関西弁は、最後のオチに使い、ビジネスの良い記憶に残りますので、ぜひ活用してみてください。

「絶妙な間がある関西弁」の「間」については、本記事では説明しづらいのですが、「私やな」「しゃーないな」「知らんけど」を言う前に、一呼吸「間」を置いて言うと効果が上がります。関西弁に興味のある方は、いろいろと試してみましょう!

まとめ

「関西弁 東京の人が使いたくなるビジネス例文を一覧で紹介」と題して、ご紹介してまいりました。もちろん、東京の人は関東弁・東京弁を日常に使えばいいと思います。しかし、ビジネスシーンには「笑い」は大切です。

本記事でご紹介してきた東京の人が使いやすい関西弁は、東京の人にもきつく聞こえず、下品でズケズケと言っているようには感じません。少しの馴れ馴れしさから笑いにつながるので、場が明るくなったり、人間関係がよくなったりします。ぜひ、上手に関西弁を使ってみてください。最後にまとめます。

関西弁の種類

  • 大阪弁、京都弁、神戸弁、泉州弁が主だが、まだまだ数多くある。
  • 全国的には大阪弁が、一般的に関西弁と思われている。

関西弁がCMに多い理由

  • 面白くオチがある感じ、ノリがいい。
  • 語尾にインパクトがあるので、記憶に残りやすい。

東京で好かれる関西弁 3つのポイント

  • 最後のオチに使う関西弁
  • 絶妙な間がある関西弁
  • ビジネスの良い記憶に残る関西弁

関西弁 東京の人の使い方

  • 嫌がる役目を名乗り出る時は「私やな」
  • 部下のミスを許す時に使う時は「しゃーないな」
  • 興味があるからアドバイスするけど、責任は持てない保険を掛けたい時は「知らんけど」

本記事は責任を持って、みなさんにオススメをする内容です(笑)
ぜひ、関西弁を東京で活用してみてください。

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