営業教育

セールスと営業の違い 英語と日本語の良さをビジネスに活かそう

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セールスと営業の違いとはどのようなものなのでしょう?今さら言われてみると、行為や作業のこと?事業のこと?人のこと?とハッキリとわからないものです。そこでセールスと営業の違いを定義し、営業マンやセールスマンの歴史についても説明していきます。このような整理をしていると、英語と日本語の良さをビジネスに活かすためのポイントが見えてきました。ビジネスで英語を使って良いとき、悪いときの事例もご紹介いたします。

セールスと営業の違いとは? 意味から知ろう

セールスと営業の違いとは何なのでしょうか? 「英語と日本語の違いで同じ意味でしょ?」と言われればその通りのような気がしますが、ビジネスでは微妙に使い方あるようにも思えます。

まず営業とは‘業を営む’と字で書く通り、営利を目的として事業を営む(いとなむ)ことです。営業は商業上の行為でもあり、営業を人として指す時にも使われます。

セールスとは販売することであり、店舗で販売する意味ではなく、訪問や外回りをして人が販売することを指します。英語のSalesを日本語に略してみると、‘販売’となります。セールスは訪問して販売するという行為でもあり、セールスを人として指す時にも使われます。

つまりセールスと営業の違いとは、訪問して販売する行為と実践する人です。また、営利目的で事業を営む行為と実践する人の違いです。販売する作業とそれらの実行者という意味では、セールスも営業も同じものであり、英語と日本語の違いとも言えますね。

しかしセールスと営業と聞けば、セールスマンや営業マンのように「人のこと?」と感じます。「営業をさせてください」とは言いますが、「セールスさせてください」のような行為としてはあまり言いません。セールスと営業を言葉の感じ方をもう少し整理してみましょう。

なぜ営業やセールスはお断りされるのか?

営業とセールスは行為と人を指すことがわかりました。つまり「営業をさせてください」というのは行為であり、営業とセールスは人を表現しています。営業マンとセールスマンの‘マン’がつけば、ハッキリと人を指しています。

1960年から昭和後半の高度経済成長期には、洗濯機、自動車、冷蔵庫のような人が欲しがる商品が次々と登場してきました。現在のように目新しさのないモノ余り時代ではなく、どんどん新しくて欲しい商品が登場していた時代でした。もちろんインターネットはないので情報収集する手段は少なく、消費者は新しい商品情報を広告や新聞で知るしかありませんでした。またどこで買えばいいの?という情報も少なかったのです。

目新しい商品や知れば欲しくなる商品を、会社や家庭に知らせて販売する人が営業だったのです。しかし当時の営業マンは、会社や家庭に飛び込みをしてきて、押し売り的な営業をする手法が多かったので、嫌がられていました。

そこで登場したのがセールスマンです。営業マンとは違う、新しいアプローチで販売をしてくるようなイメージでした。「営業マンが来た」よりも「セールスマンが来た」の方が柔らかく感じるのです。特に家庭に訪問するスタイルで増えてきました。自動車や保険は今でも変わりせんが、当時では百科事典や地球儀、寝具を家庭に訪問販売するセールスマンがいました。「子供さんのために」「一家にひとつは必要です」と、ガンガン売り込んでくる営業行為です。

結局、セールスマンも営業マンとやっていることは同じですので、営業マンのように嫌がれていきました。会社の入口や家庭の玄関に「営業やセールスお断り」と張り紙が張られているのはこのような歴史や理由があったからです。企業や消費者にニーズがなくても、どんどんと新しいものが登場してくる時代だったからこそ、宣伝して売る:セールスマンや営業マンが必要とされたのです。

このようなセールスと営業の背景から、ひとつ学ぶべきことがあります。それは「営業マンが来た」よりも「セールスマンが来た」の方が柔らかく感じるという感覚です。結局、同じことをしていたり、されていたりするのですが、日本語と営業では感じるイメージが少し違ってきます。この‘セールスと営業’の言葉の感覚を、ビジネスの中で意識して取り入れてみてはどうでしょうか?

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ビジネスにも活かされる英語 使って良いとき悪いとき

営業よりもセールスの方が柔らかく伝わることがわかりました。このことから学ぶ感覚は「営業マンが来て営業をするのではなく、セールスマンが来てセールスをするので、良い感じですよね」というイメージです。結局、同じ意味で伝えているだけなのですが、ビジネスシーンではキツく伝わるよりも、柔らかく伝わった方が、人は動いてくれやすいでしょう。

例えば、日本語で言うのはなく、英語で言うと柔らかく伝わる言葉には次のようなものがあります。ビジネスにも活かされるシーンや、英語を使って良いときをご紹介いたします。

ビジネスで英語を使って良いとき

日本語英語聞こえるイメージ
管理するマネジメントする管理するぞ!と怖く聞こえるのではなく、サポートしてくれそう
報告してフィードバックして報告命令のように聞こえるのではなく、共有してほしい感じ
資料を見直すレビューする作成した資料を細かくチェックされそうだが、良い改善点を指摘してくれる

このように意味が伝わる一般的な英語であり、柔らかく優しく聞こえる英語はビジネスで積極的に使っていきましょう。

次にカッコつけている感じがしますが、キレイに伝わるビジネス英語をご紹介いたします。

キレイに伝わるビジネス英語

日本語  英語聞こえるイメージ
今日の会議資料の目次は?今日の会議資料のアジェンダは?目次は長編の本のように聞こえるが、アジェンダだと、テーマ別に進行していく良い会議のように見える
同意するねアグリーだね わざわざ同意すると言われるよりも、同意もしているし、当然だよというイメージ
プロジェクト開始プロジェクトキックオフ キックオフは正式にスタートする全員で集まるイベントに聞こえる

英語はカッコよく聞こえますし、広義な意味で伝わります。日本人に意味が伝わる英語であれば、ビジネスで積極的に使っていきましょう。しかし、日本人にまだなじみのない英語を使ってくる人がいます。ビジネスで英語を使って悪いときの例をご紹介いたします。

ビジネスで英語を使うと悪いとき

英語  日本語使って聞こえるイメージ
×リスペクトしています尊敬していていますストレートに日本語の方がいいし、英語は意味が広すぎてわからない
×レベニューが足らない売上が足らない外資系企業の言葉を無理やり持ち込んでいるだけで、組織に伝わらない

営業よりもセールスの方が柔らかく伝わることから、ビジネスにも活かされる英語の使って良いとき、悪いときをご紹介しました。様々な例でご紹介してきましたが、総括するとまとめのような使用方法になるのではないでしょうか?

まとめ

セールスと営業の違いの説明から、英語と日本語の良さをビジネスに活かそう!というポイントを解説してきました。ビジネスにも活かされる英語ですが、使って良いときと悪いときを総括します。

言語使って良いとき使うと悪い時
英語やわらかく聞こえて、広義で意味がわかる英語日本人に意味がわからない英語
日本語 日本語の方がしっかり伝わる言葉キツく聞こえて支配されそうな強い言葉

セールスと営業の違いと意味の説明から、ビジネスでにも活かされる英語を使うと良い時の話に飛躍しました。日本人は日本語の意味を知っていますが、英語の意味を細かく理解しているわけではありません。

日本語で言うのはなく、英語で言うと広義の意味で柔らかく伝わる言葉であれば、ビジネスにも活かされてきます。「コミュニケーションが取れている」が一番わかりやすい例だと思います。日本語では「伝達して意思疎通が取れている」という意味ですから(笑)

私はIT業界なので英語が多く登場します。でも英語嫌いの日本語好きです。日本人に合った英語を積極的に使って上手に使っていきましょう!

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